活動の記録

「善意通訳の会」の歩み

誕生まで  

    

  • 善意通訳者の登録

1988年、伊豆新聞に次のような記事がでた。

「街で日本語がわからない外国人を見かけたら、語学を活用してこの外国人を手助け出来る人を募集中です。善意通訳者として登録を受け付けます。応募先は東京の国際観光振興会で、各市町村の観光課でも取り次ぎ手配します。」

この記事の後、伊東市の善意通訳登録者49名。

  • 1泊2日の研修旅行

伊豆半島では、伊豆東海岸国際温泉文化都市構想があり、熱海・伊東・下田・東伊豆・河津の3市2町が1985年に当核モデル地区整備推進協議会のメンバーとなって発足した。これは国の政策の一つで国土交通省が主管になっている。

この背景から1989年、推進協議会主催で善意通訳登録者の研修旅行が計画され、参加費無料で貸し切りバスでの管内観光施設巡りと夜の勉強会が参加者多数で実施された。

1990年、2度目の研修旅行があり、この時には夜JNTOの講師による基調講演があった。内容は以下の通り。

・善意通訳登録人数は全国で3万5千人越えとなった。

・善意通訳者が単独で行う活動はどうしても限界があり、低調になりやすい。

・これを地域単位で組織的な活動にすれば大きな力を発揮できる。

・既に28都道府県で61のグループが団体活動を開始した。

・地域観光資源は皆違うので、対処方法はそれぞれ異なっている。

   講演後に伊東市の参加者で討論した結果、善意通訳者約30人のグループで結成可能という結論になった。

翌日出席者全員の前で伊東市でGGを結成することを発表。

  • 創立準備
    • 入会者確保の名簿作成 

善意通訳登録者49名

「伊東市善意通訳の会」創立時会員39名

           会長 立岩 恒

  • 会則作成

JNTOから既存団体の会則を提供してもらうため有楽町駅前のオフィスに出向き、当会会則作成の参考とする。

  • アイインフォメーションセンターの実態調べ

 台東区浅草の雷門近くのセンターを訪問。GGが常時駐在して外客に対応する。

 道案内以外にも多くの質問があり多忙。

伊東駅のJR旅行センターでの情報

 1990年の年間外客案内年間171件、270名。

 駅前の伊東観光協会では、42件67名の案内と電話問い合わせ7件が外客関連。

  • 創立総会前に会議を3回

会場は市の施設を利用して次の日程で実施。

 ・1990.11.16. 伊東市善意通訳クラブ設立打ち合わせ会議 出席11名。

  名称「伊東市善意通訳の会」に決定。

 ・1990.12.13. 設立準備委員会会議

  事業方針基本プラン作成、会則基本原案作成、その他

 ・1990.2.2. 発足準備打ち合わせ会議

      活動業務の具体計画作成、会則修正案の検討、役員候補の選出、総会及び発

      会式の計画準備 

(4)創立総会

    1991.4.11.開催 会場 伊東市観光会館 出席会員23名 委任状11名

     議案1. 会則 承認

     議案2. 役員委員候補者 承認

     議案3. 事業計画案 承認

     議案4. 事業予算案 承認

  年間予算収支130,000円(会費2,000円×35人 及び伊豆東海岸モデル地区協議会助成金60,000円)

  発会式(立食パーティー)をレストランアーマイヤーで催した。ゲスト多数祝辞あり。